僕らのP2Pが監視される!?

 ナップスターで広く広まったP2Pファイル交換サービスですが、国内では主流がWinMXWinnyに移行した頃でしょうか。世界的にP2Pファイル交換ソフトが叩かれている中、国内でも現状の調査が始まりました。今回の調査は株式会社ネットアークによるもので、約一ヶ月前にやった調査の正式稼働ということでしょうか。対象ソフトは、WinMX,Winnyの2種類、日本語のキーワードで引っかかり、ファイル交換可能な状態であれば、IPをデータベースに追加していく形でノード数を測る様です。
 今回の調査は、直接的に検挙、訴訟の為の物では無い様なので、直接的な被害は無いでしょうが、「NETARCは、現在問題視されているP2P上の著作権侵害行為とその実態解明を行い、著作権管理団体、音楽業界、映画業界、ソフトウェア業界と連携を強め、ネット上の著作権侵害行為防止を支援していきます。」などと、P2Pユーザーをネタにガッツリ儲けましょう!と考えている様です。なんかムカつくので、とりあえずファイアーウォールソフトの利用者は、株式会社ネットアークの管理するIPアドレスは全てフィルタしておきましょう。
 7/14現在、20万強のノードが引っ掛かっている様です。皆様、お気をつけて。

株式会社ネットアーク(ニュースリリース)
http://www.netarc.jp/doc/20030714p2p.html


 そんな話もあれば、米国においてはRIAA(日本でいう所のJASRACみたいなとこ)が、個人レベルでP2Pファイル交換ソフトを利用し、ダウンロードしたユーザーを摘発し告訴する準備を始めたという先月24日の発表の後、15%強のユーザー(100万人強)が恐れをなして逃げ出したとのこと。
 日本では法的にダウンロード側が裁かれるケースは無いので、対岸の火事なわけですが、無責任な事を言わせてもらえれば、同志達よ、国家権力に屈するな!最後まで戦って死ね!ということでよろしいでしょうか?

http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0715/p2p.htm


 このまま米国P2Pファイル交換文化はナップスターの様に死んで行くのかと思っていたら、ゲリラ的抵抗活動を開始です。頑張れMorpheus!“ファイル交換ソフトの利用者数が、米国のブッシュ大統領に投票した人数よりも多い”のだから。

http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0716/morp.htm


参考リンク
http://members.jcom.home.ne.jp/makina17/r/winny.html